2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『淪落の人』のことを考えていたら、『香港と日本 記憶・表象・アイデンティティ』(銭俊華、ちくま新書)に出あった。 香港出身で日本の大学院で学んでいる著者は、遊び心に溢れているようで、どうすれば読者を飽きさせずに最後まで読んでもらえて、あまり…
『インディペンデント映画の逆襲 フィリピン映画と自画像の構築』(鈴木勉、風響社)を読んだ。2005年に始まったシネマラヤ映画祭の上映作品を中心に、フィリピンのインディペンデント映画を一気に紹介している。 映画の本は、読者が知らない映画の話がたく…