2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
アジアフォーカス・福岡国際映画祭で観たウー・ミンジン監督の『水辺の物語』のメモ。思いついた順に。 父は何でも知っている フェイが海辺でスーリンの母親を助けたとき、後ろの海をカンの船が通っている。毎日あのあたりを船で通っていて、スーリンの家族…
ウー・ミンジン監督について語る上でまず押さえておくべきことは、ウー監督がマレーシアの英語系華人であることだろう。「マレーシアにはマレー人、華人、インド人の3大民族がいて、それぞれが民族語を持っており、それと別に家庭では方言を使い、よそで他民…
昨日に引き続き、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で観たウー・ミンジン監督の『水辺の物語』について。 この作品の英語タイトルは『Woman on Fire Looks for Water』で、華語タイトルは『遺情』だが、日本語タイトルは『水辺の物語』になっている。英語の…
アジアフォーカス・福岡国際映画祭でマレーシア映画の『水辺の物語』を観た。ちょっとわかりにくいところはあるけれど、強くお勧めしたい映画の1つになった。 ちょっとわかりにくいところがある理由は、おそらく、この映画の物語が唯一の解釈に収斂していく…
ヤスミン作品の話が続いたが、少し時間を戻して8月のサバ訪問の話。 久しぶりのサバはいろいろと変わっていた。サバ開発問題研究所(IDS)はカラムンシン・コンプレックスから出てプナンパンにある独立した建物に入っていた。州経済企画庁(EPU)はMUISビル…
ヤスミン・アフマド特集が終わって数日たつけれど、もう少しヤスミン作品について。 友人から、『グブラ』でオーキッドがアラン(ジェイソンの兄)と結ばれたと思ったと聞いて驚いた。最後にオーキッドがアランとベッドで寝ていたように見えたというのは何か…