2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

インドネシア映画『Turah』

インドネシアで劇場公開中のインドネシア映画『Turah』を観た。 『聖なる踊子』で助監督をつとめたウィスヌ(Wicaksono Wisnu Legowo)の長編初監督作。プロデューサーは『聖なる踊子』『黄金上秘聞』『チャドチャド 研修医のトホホ日記』などのイファ・イス…

インドネシア映画『Cek Toko Sebelah』

インドネシアで劇場公開中のインドネシア映画『The Underdogs』を観て、エルネストつながりということでDVDでインドネシア映画『Cek Toko Sebelah』を観た。 タイトルの「Cek Toko Sebelah」の文字通りの意味は「隣の店を確かめろ」(隣の店と比べてみろ)だ…

インド洋津波から12年のアチェ

数か月ぶりのアチェ訪問。前回の滞在は会議ばかりで街に出る時間があまりとれなかったけれど、今回は短い滞在ながらも郊外を含めて外に出かける時間が少し取れた。 2004年12月のインド洋津波から13年目を迎えようとしているバンダ・アチェでは、津波の被害と…

インドネシア映画『Rafathar』

インドネシアで劇場公開中の映画『Rafathar』を観た。超能力を持ったスーパー赤ちゃんを誘拐しようとした2人組がさんざんな目に遭うコメディ。 タイトルのラファタル(Rafathar)は主役の赤ちゃんの役名で、それを演じた赤ちゃんの本名でもある。両親は役者…

インドネシア映画『Banda』

インドネシア映画『Banda: The Dark Forgotten Trail』を観た。マルク(モルッカ)諸島のバンダ島についてのドキュメンタリー。 前半は、スペインとポルトガルの世界分割の話から香料の話へ。 後半はそこに住んでいた人たちの話。オランダ植民地期の1920年代…

サンシャワー展(3)

サンシャワー展では映像作品がよかった。 特に「ヌサンタラ」は思わぬ掘り出し物だった。6本の短編を全部観たら1時間以上かかった。内容がよかったので1時間でも2時間でもいいのだけれど、これ以外の作品も含めて、映像作品は何分ぐらいなのかが事前にわかる…

サンシャワー展(2)

手間暇かけて作ったものを手間暇かけて選んで並べたのだから、個別の作品にも展示全体にもそれぞれ意味が宿っているはずで、それを考えるのが展示会に行く楽しみだ。サンシャワー展では、多少の土地勘があるマレーシア、シンガポール、インドネシア、そして…

サンシャワー展(1)

少し前になるが、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(サンシャワー展)を見てきた。 サンシャワーは天気雨のこと。ホー・ユーハン風にいくなら「太陽雨」と書いてレインドッグと読ませるだろうけど、サンシャワーと書くと明る…

シンガポールのタレンタイム映画『Wonder Boy』

マレーシアとシンガポールで行われている芸能コンテストの「タレンタイム」は、もともと1949年にシンガポールでラジオ番組として始まり、1963年にテレビ放送が始まるとテレビ番組になった。タレンタイム全盛期の1950年代から1970年代にかけて、ラジオ/テレ…

インドネシア映画『Surga yang tak dirindukan』

『Surga yang tak dirindukan』を観た。ジャカルタ市内のDVD屋さんが壊滅状態で、ようやく見つけた1枚がこれ。 数日前に観た同タイトルの2の前編。こちらが作られたのが2015年、2が公開されたのが2016年12月から2017年にかけて。 先に2を観てから1を観…