2012-01-01から1年間の記事一覧

『同じ星の下、それぞれの夜』

縁あって『同じ星の下、それぞれの夜』を観た。タイ、フィリピン、マレーシアをそれぞれ舞台にした『チェンライの娘』『ニュースラウンジ25時』『FUN FAIR』の3つの作品から成るが、ここではマレーシアを舞台にした『FUN FAIR』を中心に。 「FUN FAIR」(フ…

命に終わりあり 能には果てあるべからず

20年ほど前から家族づきあいをしてくださった方をお見送りした。本業とは別に、還暦を迎えてから能面を彫りはじめ、仲間を集めて狂言もはじめて、地元の人たちに伝統文化を伝えようと尽力した人だった。 最後の数日間に二人だけで話す時間があり、いま編集し…

ヤスミンのメッセージ

7月25日はヤスミン・アフマド監督の命日だった。それにあわせてヤスミンに関する本がマレーシアで出版され、ご好意で送っていただいた。 Yasmin How You Know? (Leo Burnett Malaysia, 2012.7, ISBN 978-967-11138-0-6) マレー語では「死ぬ」を意味する表現…

ヤスミン追悼上映会のナムロン特集

ヤスミン・アフマド監督追悼の上映会を今年も開くことになった。諸事情で平日の開催になってしまったため、参加できる人が限られてしまうことと、今年のテーマと密接に関係しているナムロンの都合があわずに来ていただけなかったのが残念。 http://www.cias.…

シンガポール映画祭

シンガポール映画祭がとてもよかった。観た作品を思い出しては、それぞれのつながりなどを考えて楽しんでいる。最終日しか行けずに、いくつも興味深い作品が観られなかったのがとても残念だけれど、でも2日経ってもまだ映画祭の余韻が残っている。 観たのは…

Sandcastle/沙城

病み上がりというか療養中ではあるけれど、ぼちぼち活動再開をと思っていたところにシンガポール映画祭で「Sandcastle」を上映するという。シンガポール・マレーシア関係者から話を聞いて、去年からずっと観たいと思っていたもの。 思うことがたくさんあって…

新年度

年度末の処理もだいたい終わり、ようやく一区切りという気になってきた。 身体の方は、なかなか一区切りとはならないけれど、大きな問題は解消されたと思うことにしよう。 昨年暮れから体調を崩して、入院だの検査だのという日々を送ることになった。この間…