インドネシアの入国審査

今年はインドネシアを訪問する機会が多いが、訪問のたびに入国審査で待たされる時間が長くなっているように感じられる。
今年に入ってからインドネシアの入国審査の際に指紋を取られるようになったらしい。入国審査官と対面して、目の前の機械に両手の親指を乗せて指紋を取られ、機械のカメラを覗き込んで顔写真を撮られる、という手順だそうで、この仕組みが導入されてから入国審査に2時間かかることも出たという話だった。
ところが、なぜか私がこれまで入国審査を通ったときにはいつも指紋登録はなかった。あまりに入国者が多いのでその日だけやめたんだろうという話を聞いたけれど、もしかしたら時間帯も関係しているのだろうか。もっとも、指紋を取らなくても1時間近く待たされるのは何とかしてほしいのだけれど。


今回は、待ち時間短縮のためか、さらに手続きが簡素された。これまではオンアライバルの査証をパスポートの1ページ分べったりと貼っていたのだけれど、それがなくなっていた。インドネシアに入国するたびにパスポートの1ページ分のシールを貼られるので、このままだと10年パスポートも1、2年で使えなくなってしまうのではないか、そうなったらこっそり古い査証のシールをはがそうかなどと思っていたので、査証シールがなくなったのはとてもありがたい。
ただし、これで入国審査の待ち時間が短縮されるかというとそういうことはなくて、相変わらず1時間近く待たされた。それでも入国したいっていうことはそれなりの理由があるわけで、ある意味では弱みを握られているわけだけれど、それにしてももうちょっと何とかしてほしい。