スラバヤ

これまでインドネシアではスマトラを中心に訪れていたけれど、今回は縁あってスラバヤを初訪問。
空港の雰囲気がマレーシアの地方空港に似ている。町から車で1時間ぐらいの距離にあるので車で町に向かおうとするが、何か臭い。甘ったるい臭いで、しばらく嗅いでいると頭が痛くなってくる。どこかで嗅いだことがあると思ったら、かつてマレーシアでも経験したヘイズと同じだった。いつもこんな臭いがするのかと地元の人に尋ねてみると、暑い日はそうだという。空港の近くには工場も多いし、もしかして光化学スモッグかと思い、あとで「スラバヤ」と「公害」で検索してみると、光化学スモッグに関する情報はあまり出てこなかったけれど、なんと北九州市が公害対策でスラバヤ市にいろいろと協力しているらしいことがわかった。
まだほんの少ししか町を歩いていないのでこの町の様子について何か言うことは早いのだけれど、でもインドネシアの中で自分が一番馴染みがある町であるメダンと比べてずいぶんと雰囲気が違う気がする。もしインドネシアで最初に長期滞在したのがメダンではなくスラバヤだったとしたら、インドネシアに対するイメージが大きく変わっただろうか。でも、メダンはインドネシアの縮図みたいなところがあって、そこで得られたインドネシア像はけっこう有効だと思っているので、暮らしはたいへんだったけれど経験としては悪くはなかったのだと思うことにする。スラバヤはこれから付き合いが長くなるかもしれないので、そのうちに相性もわかってくるだろう。