キリスト教とカトリック

以前タマン・アングレックのキリスト教本屋について書いたけれど、これに関連して興味深い話をうかがった。
タマン・アングレックの本屋 - ジャカルタ深読み日記


私はカトリックプロテスタントも同じキリスト教だと思っていたけれど、インドネシアではこの2つは明確に区別される別物なのだそうだ。そういえば、インドネシアでは公認宗教にカトリックキリスト教がどちらも入っていて不思議だなと思っていたけれど、これで疑問が解消された。
さらにその人によれば、聖書や十字架やキリスト教関係の本を売っている店も、よく見るとカトリック本屋とキリスト教本屋で違っていて、置かれているグッズも本も系統がまったく違うらしい。
ということで、タマン・アングレックのキリスト教(と呼んでいいのか?)の本屋へ。


タマン・アングレックにはKidung AgungとGlowがあるけれど、確かに気をつけて見てみると、一見するだけでもマリアさまがいるかいないかなどの違いがある。
本はどうやって比べていいか思いつかないのでざっと眺めただけ。聖書を見れば違いが明らかなのだろうけれど、たぶん私には見ても区別がつかないだろうからパス。
雑誌が何種類もあり、雑誌を比べるなら比較的簡単だろうと思っていくつか選んで買ってみたけれど、もう一軒に行ってみるとほとんど同じ雑誌が並んでいた。タマン・アングレックには地階にもキリスト教関係の店があり、ここものぞいてみたけれどやはり雑誌はほとんど同じだった。少なくとも雑誌はカトリック系もプロテスタント系も同じものを売っているようだ。
ところで、それぞれの店でカトリック系かプロテスタント系かうかがったところ、人によっては「キリスト教プロテスタント」「キリスト教カトリック」といういろいろな言い方があるようだ。「キリスト教カトリック」と呼んでしまっていいのかやや迷う。ただし、これは数人に聞いただけなので一般化するにはもっと調査が必要だろう。


TuhanとAllahについてもうかがったところ、日本語で言うと主と神、英語で言うとLordとGodというのはもともと違うもので、それにインドネシアではTuhanとAllahを当てているので2つあるのではないかとのこと。主と神の違いはここで扱う話題の範囲を超えているので、とりあえず参考としてうかがっておく。買ってきた雑誌にも関連した記事がありそうなので読んでみることにしよう。