同性愛関係の本

Rama Azhari & Putra Kencana. Membongkar Rahasia Jaringan Cinta Terlarang Kaum Homoseksual. (Hujjah, 2008)
社会でますます増えている同性愛に対して、どのように理解してどのように付き合えばよいかを書いた本。世界各地の同性愛の話から始まって、インドネシアの各都市での同性愛者の集まる場所や付き合い方なども書かれている。この本では同性愛者を「kaum homo」と書いていて、インドネシア語でも「ホモ」と略して呼ぶのかと珍しく思ったけれど、特に悪い意味を込めてそう呼んでいるのではなさそう。
Enang Rokajat Asura. Gembrak: Tragedi Cinta Budak Homoseks. (Edelweiss, 2008)
1998/1999年に制作された映画をもとに書かれた小説。東ジャワを舞台に、Gembrakという男性の踊り子をめぐるホモセクシュアルの物語。副題の「Tragedi Cinta Budak Homoseks」をどう理解するか一瞬迷う。「budak」はマレーシアでは「子ども」、インドネシアでは「奴隷」。マレーシア的に読めば「同性愛の子どもの愛の悲劇」となるけれど、インドネシア的に読めば「同性愛の奴隷の愛の悲劇」。どちらにしてもちょっと刺激的。