ニューギニア地震(西パプア地震)・続報(全国紙等)

2009年1月4日にニューギニアインドネシア西パプア州マノクワリ付近)で起こった地震の被災地の被災2日目の様子についての続報。


インドネシアのテレビは、1月4日夜に見た限りでは、特にニュースで大きく取り上げているということはなく、画面の下の1行ニュースでときどき状況が報じられる程度。(5日夜になると、インドネシアのテレビニュースでは現地入りした大臣への電話インタビューを含めて西パプア地震が取り上げられ、現地の映像も紹介されるようになった。)
インターネット上のニュース記事では、これまで最も頻繁に情報を提供していたのはdetikcom。
パプアの地元紙であるCenderawasih Posは、停電だったためか日曜日だからか1月4日には情報の更新がなく、1月5日に地震の被害状況を報じるようになった(別項目で紹介)。


以下、1月5日のインドネシア国内の報道(全国紙等)から。古いものから順に上から下へ並べている。記述の中の時間は西部インドネシア時間。


西パプア州マノクワリ県の停電は回復したが、住民約1万1000人が自宅ではなく4か所の仮設テントで過ごしている。県知事庁舎には500人、軍管区広場には200人、ボラルシ(Borarsi)広場には200人、海軍病院広場には100人避難している。
ボロブドゥル地区やサンゲン地区では自宅近くにテントを張っている住民がいる。なかには道路の真ん中にテントを設置する人もいて、車輛の通行の邪魔になっている。(Waspada、1月5日2:20)
http://www.waspada.co.id/index.php?option=com_content&task=view&id=59931&Itemid=30

1月5日朝5時15分、政府による12.5トンの支援物資を載せた軍用機が首都ジャカルタからマノクワリに向けて飛び立った。内容は、日用品、医薬品、テントなど。このほかに医者2人などが現地に派遣される。(Detikcom、1月5日5:24)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/052428/1062881/10/

マノクワリのウォシ(Wosi)村では、民家27棟に大きな被害が出ている。レンダニ(Rendani)空港までの橋は地震で被害を受けたが通行は可能。同村では死傷者数を含めた被害状況を調査中。(Detikcom、1月5日7:42)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/074230/1062919/10/

ウォシ村には村内67か所の避難所に住民が避難している。支援物資は届き始めているが十分でない。特にテントが足りない。村ではキリスト教の教会3ヵ所とモスク1ヵ所が被害を受けた。(Detikcom、1月5日13:29)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/132953/1063183/10/

マノクワリの住民は自宅に戻らず、自宅前の道路沿いに張ったテントに避難している。カリディンギン・ホテルとムティアラ・ホテルは警察による立入禁止が解かれていない。(Detikcom、1月5日16:51)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/165108/1063404/10/

国家災害対策庁(BNPB)の1月5日の発表によれば、マノクワリ県ではこの地震で1人が死亡、43人が負傷し、地震のため自宅を離れて避難しているのは1万4049人。ソロン県では建物573棟が被害を受け、4人が重傷、19人が軽傷を受けた。政府からは支援物資として衣類、非常用トイレ、テント、薬品が1万4000トン分届けられている。(Detikcom、1月5日17:08)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/170832/1063417/10/

インドネシア気象庁によれば、1月5日22時28分、マノクワリ沖でM5.4の地震が発生した。震源はマノクワリから63km沖で、震源の深さは53km。津波の恐れはない。(Detikcom、1月5日22:59)
http://www.detiknews.com/read/2009/01/05/225947/1063518/10/