ジャワ地震(タシクマラヤ地震)・続報2

2009年9月2日にジャワ島で発生した地震に関する地元紙の報道内容。
今回の地震は日本のメディアでもある程度報じられているので、ここではそれ以外の情報を中心にインドネシア社会の対応を紹介。

9月2日夜から9月3日の報道

・被災地(タシクマラヤ)からの記事が増える
地震に関する専門家のコメントが掲載される
・被害の程度がわかっていき、救援活動が始まる

9月3日昼の報道

・大統領が被災地を訪問
・住宅倒壊や死者が出た地理的な範囲が広い(ジャカルタでも死亡)
西ジャワ州の10の県で建物8885棟に重度の損壊、9393棟に軽度の損壊)

9月3日夕方の報道

建造物の強度や被害状況を確認する動きが広がっている。今回の被災地はジャカルタにとって身近な地域であり、被災地の地名や被害を受けた建物にもなじみがある。
・プルタミナの生産に影響なし
・専門家不在のため、チラチャップの津波警報は設置しただけで機能せず
・ボゴールのインドネシア赤十字が第一段階の支援を開始
ジャカルタで観光資源となる歴史的建造物の被害を確認
・マルンダのモスクは地震にも耐えた
・パンガンダランの死者、9人に
・1897年に建設されたBoscchaの宿泊施設も被害を受けた
・バンドンで建物2万6985棟に被害
・パンガンダランのSitu Cileuncaダムは無事
・チラチャップの被害総額は211億ルピア

9月3日夜の報道

被災地の住民の様子が報道されはじめる。
政府の支援策が固まりつつある(緊急段階は14日間、外国による支援は不要)
地震に関する専門知識に関心が払われるなかで、津波警報が機能しなかったこと(設置しただけで機能させるところまでいっていなかったこと)に関心が集まっている。
・住民、地震津波にトラウマ
・漁民は海に出ず
・被災者に清潔な水が必要
・被災地の写真
・政府、緊急段階を14日間と設定
・タシクマラヤの地震の歴史(1974年にM6.5の地震があり、住宅1430棟、死者10人の被害があった。津波もあった。)
・大統領、外国からの支援はまだ不要と述べる