シンガポールの雑誌

シンガポールで見つけた雑誌がこれ。
Time Out Singapore.
Time Outは世界の主要都市で出されている英語の情報誌で、シンガポールでも今年創刊されたらしい。キャッチフレーズは「100%Independent. 110% Singapore」。食事や買い物の案内がメインだけど、音楽や映画や本の紹介もあるし、そのあいまのコラム記事がシンガポールとは思えないほどのハチャメチャぶりなのでおもしろい。インドネシアのQ!映画祭の紹介も載っていた。
http://www.timeout.com/sg/en/


もう1冊は、マレーシアで発行されている雑誌。
『亞洲眼』(Eye Asia)
2008年8月号(第29号)の特集は「城市與電影」。各国の「都市映画」が紹介された後で、マレーシアはいま「都市映画」がない時期だと結んでいる。クアラルンプールを舞台にした映画はたくさんあるけれど、「都市映画」というのは別の括りらしい。
ほかには、今年3月の総選挙での与党連合の大幅後退(これを3・08政治津波と呼ぶらしい)を受けて、与党が圧勝したサバとサラワクの2州には、もともと5ヵ年計画でそれぞれ10億リンギずつの配分の予定だったけれど、それぞれ167億リンギと144億リンギ配分することになったとの分析記事も。


ついでにもう1冊マレーシアの雑誌。
Gila-Gila
ずいぶん昔から続いているマンガ雑誌。「MAD」のマレー語版のようなもの。全編マレー語だけれど、口語や方言がバンバン出てくるので慣れないとわかりにくい。でも、これに慣れておくと、いなかのおじちゃんやおばちゃんの話がなんとなく言葉に思えてくる。
今月号はどれもガソリン値上げに関するもので、ほとんどの人が車をやめて動物に乗ったらどうかというマンガを描いていたのが興味深い。
手に取った号には、1ページだけせりふがジャウィで書かれたマンガが載っていた。私がときどき読んでいたのは20年前のことで、そのころからジャウィがあったか記憶にない。