881

881は半年ぐらい前に観た。「歌台」と呼ばれるシンガポール華人の伝統的歌劇で、パパイヤ・シスターズと呼ばれるユニットが人気を集めていく。冒頭でユニット結成の経緯が語られているのだけれど、とにかく早回しで英語の字幕を追いかけるのが精いっぱいだったので肝心の説明を見逃してしまい、パパイヤ・シスターズが生き急いでいるような感じがするのがなぜなのかずっとわからないまま最後までいってしまった。その筋の専門家によれば、冒頭であっけなく結末がわかってしまう作りになっていたらしい。
パパイヤ・シスターズが歌台の仙人を訪ねて力をつけてくれるようお願いするシーンも、その台詞まわしにただただすごいなあと見ていただけだったけれど、これもその筋の専門家によればわかる人には抱腹絶倒となるしかけが施されていたらしい。
http://d.hatena.ne.jp/baatmui/20080813#1218645684
私は、パパイヤ・シスターズのマネジャー役だった男が鶏を抱えているのが気になってしかたなかった。鶏というくらいだから男性性の象徴だというのはいいだろうけれど、それが物語のなかでどういう意味を持っているのかがわからず、疑問符が残ったまま。