映画雑誌と映画月間

インドネシアでは決まった雑誌を手に入れるのが難しい。
同じGramediaでも店によって扱っている雑誌が違ったりする。おもしろそうな雑誌は店に並ぶとすぐに売れてしまうようだし、そうかと思うと、しばらく見かけないと思っていたら休刊になっていたりすることもある。日ごろから書店をまわって雑誌をチェックして、おもしろそうなものを見つけたらその場で買って、次の号が手に入らなければ出版社に買いに行くということになる。


映画の雑誌で気に入っていたのは『Majalah Film』だったけれど、第9号を最後に見かけなくなった。ウェブサイトは動いているようだが雑誌は出ているのだろうか。
http://majalahfilm.com/


かわりに読むようになったのが『Cinemags』。これは外国の映画がほとんどで、インドネシア映画は新作紹介が数ページあるだけなのがちょっと物足りない。


さて、『アヤアヤ・チンタ』でちょっと肩透かしを食らった感じなので、これと比べるために観に行きたいと思っている映画が『Love』。監督はインド人で、しばらく前にマレーシアで制作した『Cinta』が話題になり、今度はそれをインドネシアを舞台に撮ったらしい。
ところで、どうしてインドネシアには恋愛ものの映画が多いのだろうか。『Cinemags』の4月号で紹介されている新作映画は、『Love』『Ayat-Ayat Cinta』『Skandal Cinta Babi Ngepit』『From Bandung with Love』などと、どれもタイトルにLoveかCintaが入っている。(ホラーもあるけれどタイトルをキーボードで打つだけでも怖いので入力しない。)


もう1つおまけに、『Cinemags』の4月号にはインドネシアの国民映画月間のイベントの告知があり、そこにクリスタントのインドネシア映画カタログ2008年版の出版記念会が載っていた。2年おきにアップデートするのかと思っていたら、今年は1年でアップデートするらしい。
今年の映画月間の目玉は女性・恋愛ものとジョグジャものらしい。ジャワと言えば、2006年のジャワ地震の直後、家が崩れてみんな大慌てしているなかで、身のまわりの大混乱よりも学校のテストが気になってしまう子どもを主人公にした映画が作られたらしく、観てみたいのだけれど、この映画月間ではかからないようだ。
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