映画雑誌『Majalah Film』

映画雑誌『Majalah Film』はどうなっているのかと思い、雑誌に載っている編集部所在地を頼りに訪ねてみた。
編集部はJl. HR. Rasuna SaidのGedung PPHUIの4階のKFT。着いてわかったのだけれど、Gedung PPHUIというのはウスマル・イスマイル映画センターのことだった。シネマテークなどなどが入っている建物。念のため、シネマテークについてはこちら。
http://www.ea.ejnet.ne.jp/~manuke/zatsu/eiga/sinematek.html
シネマテークは噂を聞いたりウェブサイトで読んだりしていて、近いうちに行きたいと思っていたところの1つだけれど、こんなところで予期せずに出会ったので心の準備ができていなかった。5階には資料室があるらしいが時間の都合で別の機会に。


さて、『Malajah Film』を編集・発行しているKFTのオフィスに行ってみると、室内改装中でドリルの音がうるさく、ゆっくり話が聞ける状況ではなかった。電話も通じないそうで、一時的に機能がかなり低下している様子。
『Majalah Film』の最新号は何号かと聞くと第9号だという。つまり2007年11/12月号から次の号が出ていないということだ。出す予定はあるというので、楽しみにしていますと伝えておく。
ついでに買いもらしたバックナンバーを手に入れようと尋ねてみると、編集部にはバックナンバーはほとんどないらしい。第4号と第7号は品切れで、それ以外も数部ずつしかない。
せっかくなので毎号の表紙に書かれている特集を挙げておく。
No.1 (2005.7/8) Gie
No.2 (2005.10/12) Teen Book Teen Movie
No.3 (2006.2/3) Film Horror Sepanjang Masa
No.5 (2006.7/8) Dari Layar Lebar ke Layar Kecil
No.6 (2006.9/10) Sinema Intermedia Kecantikan Dunia Tanpa Koma
No.8 (2007.4/5) Reformasi Perfilman
No.9 (2007.11/12) Film, Politik, Reality Show!
こうしてみると、2007年11/12月号の次の号がまだ出ていないのも、とっても遅れているとは限らないかもしれない。
KFTに出入りしている若者たちとインドネシアの映画の話をしているうちに、ほしい映画があったら探してくれるという話になった。探している映画のリストを持っていたので見せると、いくつかはKFTにもあるらしい。KFTはベータで持っている映画がいくつかあって、頼めばDVDに変換してくれるそうだけれど、値段を聞いたら1本150万ルピアだとか。ちょっと高い。


『Majalah Film』の4号と7号は古雑誌屋で探してみたらと言われた。この建物の隣にPasar Fesitivalという楽しい名前のコンプレックスがあり、そこに古雑誌屋があるという。
行ってみると、確かに2階にNewSStandという古雑誌屋があった。分野別にきちんと整理されてたくさん雑誌が並んでいたけれど、どれも外国の雑誌でインドネシアの雑誌は新しいものしかなかった。1階の古本屋には国内の古い雑誌がいくつかあったけれど、目当てのものは見つからなかった。
このコンプレックスは、室内球戯場、ボーリング場、フィットネスなどと一般のお店が混じってできている変わった取り合わせのコンプレックスだ。映画ビルの隣ということもあってか、芸術家っぽい造りのカフェもいくつかある。DVD屋もあって、映画ビルのお膝元なのでひょっとしたら掘り出し物があるかもしれないと思ったけれど、どこのDVD屋でも見るようなものしか売られていなかった。