ヤスミン・アフマド監督

マレーシアの映画監督ヤスミン・アフマドが亡くなった。
7月25日は前から計画していたマレーシア映画の研究会の第1回だった。初回はやはりこれしかないということでヤスミン・アフマド監督の「細い目」(Sepet)を取り上げた。マレーシアに関心がある人たちが集まって、この映画について思うことを存分に話して、次は「グブラ」(Gubra)をやろう、と約束して帰ってきたところでヤスミン監督の訃報が飛び込んできた。まだ信じられないし、何かの悪い冗談だと思いたいけれど、マレーシアの国内紙がいくつか記事にしているので冗談の類ではないのだろう。
ここでも何度か書いているが、ヤスミン監督は「今ここにない(でもあってもおかしくない)マレーシア」を美しく描いた作品を作る人だった。新しい考え方に抵抗を感じる人たちの批判を受けながらも、よりよい明日を信じて作品を生み続けてきた人だった。偉大な才能を失った。
ヤスミン・アフマド監督が亡くなる[マレーシア世界の窓]


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