アチェ映画「Eumpang Breuh」特別編

アチェ映画「Eumpang Breuh」は、すでに第6作まで作られているアチェの大人気シリーズ。アチェの田舎を舞台にしたコメディ。第1作しか観ていないけれど、ノリはマレーシアのP.ラムリー映画。全編アチェ語で字幕なし。言葉がわからなくても見ているだけで笑えるシーンも多いけれど、要所要所でどんなことを言っているのか知りたいので、せめてインドネシア語の字幕を付けてほしい。
さて、このたび、この人気シリーズの特別版が完成して公開された。世界銀行がスポンサーになり、脚本も協力して制作したもので、アチェの紛争をテーマにしたものらしい。公開したと言ってもアチェには映画館がないので、市内の大学キャンパスに作った会場で無料上映会が行われた。台詞がわからなくても会場の雰囲気を知ることができればと思ってぜひ観に行きたかったけれど、本来の仕事と重なったために観に行けなかった。残念。
制作元に聞いてみると、ビデオCDの販売の準備は済んでいて、断食月の5日目ごろには一般に売り出す見通しだという。でもそのころにはアチェを離れてしまう。次回来たときに買うから取り置きしておいてとお願いしておく。