4月のできごとまとめ

4月が終わり、ようやく年度末が終わった気分になってきた。この間にいろいろあったけれど、ここで書く時間と気持ちの余裕がないままに過ぎてしまった。まとめて1か月分をメモ。
初の渡米はハワイ。ハワイをもって米国を語るのが適切なのかわからないけれど、食べ物が高いのに驚いた。用事は学会への参加。映画関係のパネルがずいぶんあった。マレーシアのヤスミン監督の作品を分析する報告では、監督に関する噂を事実として話をはじめて、結論は「ずっと探し続けていたらそれはとても身近なところにあった」の「それ」とは男性器のことだというもの。それはそれで興味深いけれど、愛がないなあ。
駆け足でマレーシア。クアラルンプールでは映画「ビンの中のアレ」(... dalam botol)の公開最終日にぎりぎり間に合う。同性愛が社会的タブーのマレーシアで映画で同性愛を描くことが去年限定つきで解禁されてから最初の同性愛映画として注目されていたもの。でも同性愛とはちょっと違うかも。その後で寄ったサラワクでは盛り上がりに欠ける選挙運動を見物。
東京で『歓待』公開。何度も観ているけれど、何度観てもおもしろい。特に劇場で観るとほかのお客さんがどこで笑うかがわかってさらにおもしろい。はじめに「上映中に震度4以上の余震があったときには上映を中断します」というアナウンスがあった。映画の上映前に聞いたのははじめて。最近の言い方なんだろうか。ちなみに余震じゃなくて地震では? 実際、上映中に地震があり、震度が大きくなかったので上映は中断されなかったけれど、画面がスクリーンからはみ出して揺れていた。
東日本大震災に関する研究会や会合にいくつも参加する機会があった。いろいろな専門性の人と話す機会が得られた。ただし、現場の事情を知らない人たちが自分の専門や技術をもとに対策を議論すると議論が上滑りしてしまうというスマトラでの警句を改めて胸に刻むことにする。まずは災害対応の専門性をもって現地入りした人に現場の話を聞くことが大切。たとえば以下に掲載されている牧紀男さんの文章。とてもわかりやすい。
10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト|__連載|Think about the Great East Japan Earthquake
最後に、サコミズ隊長のご冥福をお祈りします。