2008-01-01から1年間の記事一覧

881

881は半年ぐらい前に観た。「歌台」と呼ばれるシンガポール華人の伝統的歌劇で、パパイヤ・シスターズと呼ばれるユニットが人気を集めていく。冒頭でユニット結成の経緯が語られているのだけれど、とにかく早回しで英語の字幕を追いかけるのが精いっぱい…

Q!映画祭

4か月ぶりのジャカルタへ。まずはTaman Ismail Marzuki(TIM)に寄って、「同性愛の映画祭」Q!フィルム・フェスティバルをのぞいてみる。映画を観るには登録しなければならないというので登録してカードを作ってもらったけれど、時間の都合で映画は観られ…

Suara BaruとPentas

マレーシアでみつけた雑誌。 Suara Baru 雑誌のスローガンは「Kreatif, Konstruktif, Kritis」。どうやら手に入れた2008年7月号が創刊号らしい。発行はクアラルンプール。言葉はマレー語。 メインの特集は「Blog & Bloggers」。マレーシアのブロガーが10人ぐ…

Forum Perdana

ペナンで見かけたタブロイド紙。 Forum Perdana 第何号かは書かれていないけれど、創刊されて間もない様子。発行元はペナンではなくスランゴールのアンパン地区。 手に入れたのは2008年8月号。このタブロイド紙のキャッチフレーズは「Media Hal Ehwal Masyar…

マレーシアのニューメディア

マレーシアの学会などで聞いた話の続き。 いくつか興味深い話題が複数のパネルで議論されていた。1つは女性の結婚について。マレーシアで結婚しない女性が増えているらしい。他方でというか同時にというか、未婚の母親になっている人も増えているらしく、そ…

コーヒーショップまわり

マレーシアの政治の話の続き。 マレーシアの国会では、数の上では与野党が85対82、それに30と25がぶら下がっているという話だった。では、数字はそうだとして、マレーシアの人々の意識はどうなのか。特に、85対82という状況に置かれている半島部のマレーシア…

サラワクの「BNの心」

今のマレーシアの政治を理解するにはサバとサラワクがわからなければならない。サバには3月に行ったので、今回はサラワクに行ってみた。忘れないうちにメモしておこう。 与党連合(BN)が大敗した今回の選挙で、どうしてサラワクではBNが圧勝したのか。これ…

サバ・サラワクの紹介番組

夜、マレーシアのテレビを見ていたらサバ・サラワク紹介の番組があった。はっきり覚えていないけれど、夜11時ごろ、チャンネルはRTM1だったような気がする。 シリーズものでサバとサラワクの町を1つずつ紹介しているようで、この日の訪問先はサバのサンダカ…

クチンの学会

クチンからペナンへ。 クチンでは学会でサラワク政治やマレーシア政治についていろいろ興味深い話を聞いた。 学会の研究報告そのものもおもしろかったけれど、それに参加している半島部マレーシアからきた参加者たちが、マレーシア政治を理解するにはサバと…

マレーシアのインド人映画

クチンで開かれた学会に参加していたら、ディーパク・クマラン・メノン監督を交えて、監督の「Chemman Chaalai」(邦題:砂利の道)と「Chalangai」(邦題:ダンシング・ベル)を観る機会があった。夜7時半から始まって、10分の休憩をはさんで映画を2本観…

マレーシアの華語雑誌

今日見つけた雑誌。 風采(Feminine) シンガポール・マレーシアで最大の売り上げ部数を誇る華語誌らしい。492号(2008年7月20日号)の特集は「安華風暴」(アンワール旋風)と「四川大地震」。 「四川大地震」はパート2ということで、前の号の続きらしい。…

『Love』『Cinta』『Ayat-Ayat Cinta』

マレーシアではインドネシア映画のLoveのDVDが売られていた。 Loveと言えば、今年2月にインドネシアでかかったけれど、観に行こうと思っていたらAyat-Ayat Cintaの波に呑まれてどこの劇場でもかからなくなり、観る機会を逸していた映画。マレーシアのCintaの…

映画『チチャマン』の続編

クアラルンプールへ。まずはチチャマン(Cicak-man)のコミック雑誌に載っていたKRUのCicak-manショップに向かう。クアラルンプールのSetiawangsa駅から歩いて3分。チチャマンの着ぐるみがあり、スタッフがそれを着て迎えてくれた。 気になる続編については…

マレーシアの総選挙分析

本屋を何軒かまわってみつけたもの。意外にも数が多かったので、さしあたり目次まわりを見ただけでちょっとだけ紹介を。 (1)今回の総選挙で何が起こったのかをみんなで分析したり個人で検討したりしているもの。 Onn Yeoh (ed), Tipping Points: Viewpoints …

チチャマン

マンガついででもう1つ。なんと、マレーシアのスパーヒーロー、チチャマン(Cicak-man)のコミックシリーズが売られていた。いま店頭に並んでいるのは第3号。この映画、コミックシリーズから映画になったと紹介されることがあるけれど、それだと順番が逆。日…

シンガポールの雑誌

シンガポールで見つけた雑誌がこれ。 Time Out Singapore. Time Outは世界の主要都市で出されている英語の情報誌で、シンガポールでも今年創刊されたらしい。キャッチフレーズは「100%Independent. 110% Singapore」。食事や買い物の案内がメインだけど、音…

インドネシアのQ!映画祭

インドネシアでは、今月ジャカルタとバリで「Q!フィルム・フェスティバル」という同性愛とHIV/AIDSをテーマとした映画祭がある。シンガポール映画の「881」もかかるらしい。 qfilmfestival.org - 国際交流基金もこの映画祭に参加しているところがさすが。 …

シンガポールのゲイ小説

そんなことを思いながらシンガポールを歩いていると、町の大手の書店でゲイ小説が売られていた。 シンガポール初のゲイ小説と言われているのがこれ。 Johann S. Lee, Peculiar Chris. (Cannon International, 1992). その著者による最新作がこれ。 Johann S.…

マレーシアの政局と同性愛

今回の私の関心はマレーシアの政局。今年3月のマレーシアの総選挙では、これまで30年も政権を維持してきた与党連合の国民戦線(BN)が大幅に議席を減らした。過半数はとったので政権は維持しているけれど、13の州のうち5つの州で野党政権が誕生するなど、歴…

マレーシアの政局と同性愛

数か月ぶりにジャカルタへ、と言いたいところだけれど、ジャカルタにたどり着く前にまず近隣の国々へ。ということで、ジャカルタ(インドネシア)に限らず、マレーシア・シンガポール・ブルネイあたりの話題を含んで、8月中の期間限定で復活します。

ミャンマーのサイクロン被害

ミャンマー(ビルマ)ではサイクロンでかなり大きな被害が出ていることが報じられている。 募金もいいけれど情報を 関係する某学会では、さっそく募金活動を行う可能性を検討しているらしい。学会として何かしないわけにはいかないんだろうけれど、でも学会…

夜明け前

隣国で帰国前のちょっとしたお楽しみ中。想像していたより帰国直前があわただしくなってしまい、ジャカルタを出た日のことを書き漏らしていた。 お世話になった現地スタッフに挨拶して、また来るからねと半分の別れ。実際、近いうちにまた来そうな気もするし…

スカルノハッタ空港の本屋

駐在先の離任手続きが終わったので後は飛行機に乗るだけだと思っていたけれど、荷物をどうやって日本に持っていくかでさらに二転三転あった。詳しいことは省略するけれど、ジャカルタの空港では荷物の超過分の料金をいくらにするかでいろいろなプロセスがあ…

Cahaya Nusantara

ジャカルタ滞在の終わりが近づいているけれど、でもどうせまた近いうちに旅行などでジャカルタに来ることはあるだろうから、これで最後という思いはあまりなく、だからやり残したことがたくさんあってあわてているという思いもあまりない。 やり残したという…

Kinokuniyaのインドネシア語書籍

gay

帰国前の最終準備の段階に入った。後任との引継ぎが終わり、あとは明日の数字合わせだけ。それが済めばジャカルタ滞在も終わり、あまり深読みできなかったけれどこの日記も終わりとなる。 帰る前に探している本を求めてプラザ・スナヤンのKinokuniyaへ。しば…

スルタンの杖

『すばる』5月号に掲載されている小説「スルタンの杖」を読んだ。 タイトルは、「スルタンの杖を洗った水で水浴びしたものは特別な能力を持つ」というモスクの番人ハッサン老人の話に由来している。アチェ王国が最盛期を迎えた頃のスルタンであるイスカンダ…

マレーシアのアヤアヤ・チンタ

マレーシアのメディアを研究している人と会う機会があった。マレーシアの映画や雑誌の話になり、最近ここで何度も話題にしているインドネシア映画『アヤアヤ・チンタ』の話も出た。隣国マレーシアでも話題に上っているらしい。 『アヤアヤ・チンタ』はもとも…

すばる

朝、用事があって空港へ。ところが高速が大渋滞。しまいには高速の入り口からの合流口を逆走して高速を降りる車が続出したけれど、でも下の道は下の道で大渋滞で、結局空港まで3時間半かかった。道路整理の警官に渋滞の理由を尋ねたら「高速道路の工事のた…

バリ観光

バリ島に行ってきた。インドネシア国内で訪れたことがある最東端を大幅に更新した。 はじめてなので見るものがすべて珍しい。まわったのはスミニャックとサヌールとデンパサールの一部で、わずか1日だけの滞在だったけれど、案内したくれた人がピンポイント…

バリの本屋

バリのサヌール地区を中心に本屋をいくつかまわった。 Gramedia。バリにも何軒かあるようだけれど、行ったのはJl. SuliのMatahariの地階。店の規模はかなり大きく、インドネシアの他の町のGramediaと同じくいろいろな分野の本が揃っている。全体的な品揃えは…